おかのどうぞう |
| 丘の銅像 |
冒頭文
丘(おか)のふもとの、うつくしい平和な村に、ハンスという、詩人(しじん)が住んでいました。 丘(おか)の上に立って、うつくしい村をながめては、歌にうたい、牧場(まきば)にいって、やさしいひつじのむれをながめては、詩(し)をかくのがつねでした。ハンスのつくった詩は、国じゅう、だれひとり知らないものはないほどでした。 あるとき王さまは、この村のそばを通りかかりましたが、ハンスがこの村にいると聞
文字遣い
新字新仮名
初出
「新美南吉童話全集第一巻 ごんぎつね」大日本図書、1960(昭和35)年6月20日初版発行
底本
- 新美南吉童話全集第一巻 ごんぎつね
- 大日本図書
- 1960(昭和35)年6月20日