しんきだんクラブ 08 だいはちや へびつかいのむすめ |
| 新奇談クラブ 08 第八夜 蛇使いの娘 |
冒頭文
大名生活の一断面 「エロとかグロとか言ったところで、今の人の嗜好や経験は多寡が知れて居ますが、昔の専制的な大名には、随分飛び離れた生活をした人があったようですね。これは私の大伯父から聞いた話で、掛値の無い事実談ですが、荒淫な大名生活の一断面を知る為には、持って来いの恰好な物語でしょう。時は士気も綱紀も頽廃し切った天保の末、大名は小身乍ら、維新にかけて鳴らした人物ですが、旧藩関係で差し障りあるといけ
文字遣い
新字新仮名
初出
「朝日 第三巻第八号」博文館 、1931(昭和6)年8月1日
底本
- 奇談クラブ(全)
- 桃源社
- 1969(昭和44)年10月20日