しんきだんクラブ 07 だいななや かんらくのむま
新奇談クラブ 07 第七夜 歓楽の夢魔

冒頭文

朗らかなローマンス 「皆様のお話は、面白いには相違ありませんが、少し陰惨過ぎて、胃の腑の為には宜しくなかったように思います。其処へ行くと私の話は明るくて、朗らかで、お伽(とぎ)話のように浪曼的(ロマンチック)ですが、決して小説や作り話ではありません。悉く今八郎さんの仰しゃる、切れば血の出るような事実談です。私が経験したことを私が話すのですから、これほど確かなことはありません」 第七番目の話の選手水

文字遣い

新字新仮名

初出

「朝日 第三巻第七号」博文館 、1931(昭和6)年7月1日

底本

  • 奇談クラブ(全)
  • 桃源社
  • 1969(昭和44)年10月20日