きだんクラブ〔せんごばん〕 03 かぎ |
| 奇談クラブ〔戦後版〕 03 鍵 |
冒頭文
プロローグ 「この物語の不思議さは、常人の想像を絶しますが、決して出たらめな作り話ではありません。この広い世の中には、アラビアンナイトや剪灯新話(せんとうしんわ)にも劣らぬ怪奇な事件があり得るということを明らかにし、その中に潜む道徳を批判して頂くために、いろいろの差し障(さわ)りを忍んでこの事件の真相を発表することになったのであります」 奇談クラブの席上、真珠色の間接光線のあふれる中で、ピアニスト
文字遣い
新字新仮名
初出
「月刊読売」1947(昭和22)年2月
底本
- 野村胡堂伝奇幻想小説集成
- 作品社
- 2009(平成21)年6月30日