まきのとみたろうじじょでん 01 だいいちぶ まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝 01 第一部 牧野富太郎自叙伝

冒頭文

幼年期 土佐の国、高岡郡佐川(さかわ)町、この町は高知から西へ七里隔ったところにあり、その周囲は山で囲まれ、その間にずっと田が連り、春日川という川が流れている。この川の側にあるのが佐川町である。南は山を負った町になり、北は開いた田になっている。人口は五千位の小さい町である。この佐川からは色々な人物が輩出した。現代の人では田中光顕(みつあき)・土方寧(ひじかたやすし)・古沢滋(うろう)(迂

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 牧野富太郎自叙伝
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 2004(平成16)年4月10日