さみだれ
五月雨

冒頭文

(一) 池(いけ)に咲(さ)く菖蒲(あやめ)かきつばたの鏡(かゞみ)に映(うつ)る花(はな)二本(ふたもと)ゆかりの色(いろ)の薄(うす)むらさきか濃(こ)むらさきならぬ白元結(しろもとゆひ)きつて放(はな)せし文金(ぶんきん)の高髷(たかまげ)も好(この)みは同(おな)じ丈長(たけなが)の櫻(さくら)もやう淡泊(あつさり)として色(いろ)を含(ふく)む姿(すがた)に高下(かうげ)なく心(こゝろ)

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「武蔵野 第三編」今古堂、1892(明治25)年7月23日

底本

  • 武蔵野 第三編
  • 今古堂
  • 1892(明治25)年7月23日