せいやしょうてん
静夜昇天

冒頭文

柱時計のけだるきリズムに眠たげなる洋燈の光りに深々と沈みゆく我らが生九時を聞き十時を聞きすべては眠りを欲(ほ)りするの時みな底の吐息は泡となりほそぼそき昇天の心は我生の魂と共にかいのぼりゆく

文字遣い

新字新仮名

初出

「旭川新聞」1924(大正13)年2月26日

底本

  • 今野大力作品集
  • 新日本出版社
  • 1995(平成7)年6月30日