こんな静かな晩、外は全くの闇である星はわずかに下界を雲間にのぞいている *ああ下界は午後十一時俺は今夜も自然教徒なる故に黒き衣を身に着けて静かに彼方の小高い丘へ歩んでゆく *小高い丘には一本の白樺が、聖十字架の如くにそびい((ママ))ている