おれたちののうみんくみあい
俺達の農民組合

冒頭文

たとえ豊作であろうとなかろうとたとえ凶作であろうとなかろうと彼達の為めに地主達が共謀してこさえているブルジョア政府にはどれだけのどんな対策があるか。ジリジリと太陽の直下に照りつけられやけつくような土を踏んでどんな楽しそうな華やかなよろこびにも恵まれない土をいじって、作物を育て真黒い飯を喰って、菜ッ葉の汁を啜り黙って働いていさえすれば俺達百姓がどのように苦痛にひたされていようとも平穏無事、平和な奴等

文字遣い

新字新仮名

初出

「文芸戦線」1929(昭和4)年12月号

底本

  • 今野大力作品集
  • 新日本出版社
  • 1995(平成7)年6月30日