ランボオへ
ランボオへ

冒頭文

Ⅰ キオスクにランボオ 手にはマニラ 空は美しい えゝ 血はみなパンだ Ⅱ 詩人が御不在になると 千家族が一家で軋めく またおいでになると 掟(おきて)に適つたことしかしない Ⅲ 神様があいつを光らして、横にして下さるやうに! それからあれが青や薔薇色の パラソルを見ないやうに! 波の中は殉教者でうようよですよ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 富永太郎詩集
  • 現代詩文庫、思潮社
  • 1975(昭和50)年7月10日