COLLOQUE MOQUEUR Depuis que Maria ma quitte pour aller dans une autre etoile ―― Mallarme
COLLOQUE MOQUEUR Depuis que Maria ma quitte pour aller dans une autre etoile ―― Mallarme

冒頭文

立ち去つた私のマリアの記念にと 友と二人アプサントを飲んだ帰るさ 星空の下をよろめいて、 互の肩につかまりあつた。 ——もうあの女(ひと)に会へないと決まつたときは 泣いたせゐで、俺は結膜炎に罹つたつけ。 ——さうさう、すると、眼を泣き潰したといふ昔話も まんざら嘘ぢやないかもしれない。 さるいかめしい黒塀の角を曲がつたとき 球をつくキユーの花やいだ響きに 見上げる眼にふと入つ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 富永太郎詩集
  • 現代詩文庫、思潮社
  • 1975(昭和50)年7月10日