あだちがはらのおにばばいこう
安達ヶ原の鬼婆々異考

冒頭文

「東北文化研究」創刊號の餘白録に、喜田先生の「安達ヶ原の鬼婆々」を讀んで、先生の御高見もさる事ながら、これに就いては小生も先年から多少考へてゐるところがあるので、こゝに異考として先生の驥尾に附し、敢て御笑ひ草までに書きつけるとした。そしてこゝには結論だけを申上げる。 我國には古く妊婦が胎兒を分娩せずして産の上で死亡すると、妊婦の腹を割いて(産婦の死後は産道の活力が失せるので、こゝから胎兒を引き出す

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「東北文化研究 第一卷第二號」史誌出版社、1928(昭和3)年10月1日

底本

  • 東北文化研究 第一卷第二號
  • 史誌出版社
  • 1928(昭和3)年10月1日