こきゅう |
| 胡弓 |
冒頭文
こはいかに、紛ふ無き親友ジァン・ガスパル・ドビュロオ、綱渡の一座中世に隱れ無き道化ものゝ蒼ざめ窶(やつ)れたる姿にあらずや。惡戲(いたづら)と温順とを浮べたる名状し難き顏色にてこなたを見詰めたり。 テオフィル・ゴオティエ——「オニユウリユス」 月夜の晩にピエロオどのよ、文(ふみ)がやりたいその筆かしやれ、明(あかり)が消えて見えなくなつた。後生(ごしやう)だから早くこの戸をおあけ。 俗謠 唱歌
文字遣い
旧字旧仮名
初出
「アルス 創刊号」1915(大正4)年4月
底本
- 上田敏全訳詩集
- 岩波文庫、岩波書店
- 1962(昭和37)年12月16日