てんのうとけいば
天皇と競馬

冒頭文

五月五日には天皇賞レースがある。淀競馬場は沸くだろう。日本のクラシック・レースでも最長距離の力戦である。 天皇賞レースには、御紋章づきの楯が授与されるが、陛下が競馬場へおいでになったことはない。 なぜだろうか。側近の思案もあろうし、陛下御自身の好き嫌いもおありだろう。もし、両陛下とも“見ず嫌い”でいらっしゃるなら、ぜひ一度は御覧ねがいたい。また、側近も、考え直して欲しいとおもう

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本の名随筆 別巻80 競馬
  • 作品社
  • 1997(平成9)年10月25日