かまをきずいてしりえたこと
窯を築いて知り得たこと

冒頭文

もしそれ技術的の方面、製作上の道程などを子細に考えるならば、それは殆ど数知れぬまでに未知の世界を知ったと言うべきである。 しかし、左様なことは余りにも専門的に渉る。で、ここで一般的の話として持出すことはむしろ控えるが至当であるかも知れない。ゆえにそれらは略して、その他の所感を述べることにする。 個人作家の権威——先ず第一に自作と銘を打って出す個人作品の権威についてであるが、それ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 魯山人陶説
  • 中公文庫、中央公論社
  • 1992(平成4)年5月10日