みじかくかたる『ほんのみらい』
短く語る『本の未来』

冒頭文

この小さな本の成り立ち 一九九七年の二月、私はアスキーから『本の未来』を上梓した。 松籟社という京都の学術出版社の相坂一さんが、この本を読んで、連絡をくれた。 「電子出版に興味を持っている知り合いの新聞記者に紹介したい」 上京された際に待ち合わせ、長く話し込んで別れる間際、相坂さんはそう添えた。 相坂さんの頭にあったのは、讀賣新聞大阪本社文化部の井上英司さ

文字遣い

新字新仮名

初出

「讀賣新聞大阪本社版夕刊」1997(平成9)年6月10日~23日

底本

  • 讀賣新聞大阪本社版夕刊
  • 讀賣新聞大阪本社
  • 1997(平成9)年6月10日~23日