しかられて
しかられて

冒頭文

しかられて 外へは出たが 我家から 夕餉の烟と 灯火(ともしび)の 黄色い光に 混ぜられた たのしい飯(めし)の音がする 強情はってわるかった おなかがすいた 風も吹く 三日月さんも 出て来たよ あやまりに 行くのも はずかしい さらさら木の葉の 音がした

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻
  • 藤原書店
  • 2001(平成13)年11月30日