つちのうえで ――わたしがわたしじしんにいうことば―― |
| 土の上で ――私が私自身に言う言葉―― |
冒頭文
おまえはまだ立っているか力強く立っていようとするか風は吹いても地はゆらいでもおまえはまだ立っていようと願い((ママ))るか *久し振りで地に親しむ事の出来た土へのおまえの愛はまことに美しいものだけれども今はおまえの執着はおそろしいものだ *あくまで地に立っている事はあくまで反逆の意味がふくまれている、真実に地を愛し慕うならばおまえは立つ事をやめねばならないおとなしく大地のふところに横たわら
文字遣い
新字新仮名
初出
「旭川新聞」1924(大正13)年6月16日
底本
- 今野大力作品集
- 新日本出版社
- 1995(平成7)年6月30日