しょゆう
所有

冒頭文

あらゆる所有の王国に呪いあれ   *万民平等なる母体の胎児たりし時卿等に所有の観念の兆せしや否や我古代より現代に至る社会の変遷による人々の苦悩は個人があやまれる自由の曲訳により所有の観念のあやまれる故なりと断ずるなり   *自由とは何ぞや   *あらゆる個人の所有を許さざる万民平等の時神人(しんじん)等が私慾の一点も加えられざる処これあるのみ   *我ここに按ずるに所有の生みなせる処の社会の空中に

文字遣い

新字新仮名

初出

「旭川新聞」1923(大正12)年6月16日

底本

  • 今野大力作品集
  • 新日本出版社
  • 1995(平成7)年6月30日