むさしたびにっき
武蔵旅日記

冒頭文

T 芸州広島 弥生ヶ岡の 花時雨 S=弥生ヶ岡 花が散る、花が散る。 群集がワーと喚声を挙げた。 大声に、 T「喜平次の 馬鹿野郎! 斬られて了え!」(少し大きな字) 有馬喜平次を先頭に紫羽織十五人組が抜刀でじりじり迫る。 群集、 T「宮本先生 其奴を 叩ッ斬って下され!」(文字少し大き

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 山中貞雄作品集 全一巻
  • 実業之日本社
  • 1998(平成10)年10月28日