ベートーヴェンのしょうがい 09 やくしゃかいせつ |
| ベートーヴェンの生涯 09 訳者解説 |
冒頭文
ロマン・ロランのベートーヴェン研究について ロマン・ロラン(Romain Rolland)にとってはその少年時代以来、ベートーヴェンは最大の魂の師であった。「生の虚無感を通過した危機に、私の内部に無限の生の火を点してくれたのはベートーヴェンの音楽であった」とロランは『幼き日の思い出』の中に書いている。二十三歳のときパリの母校高等師範学校(エコール・ノルマール)の留学生としてローマに行き、当時七十
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- ベートーヴェンの生涯
- 岩波文庫、岩波書店
- 1938(昭和13)年11月15日