うみからきたつかい
海からきた使い

冒頭文

人間(にんげん)が、天国(てんごく)のようすを知(し)りたいと思(おも)うように、天使(てんし)の子供(こども)らはどうかして、下界(げかい)の人間(にんげん)は、どんなような生活(せいかつ)をしているか知(し)りたいと思(おも)うのであります。 人間(にんげん)は、天国(てんごく)へいってみることはできませんが、天使(てんし)は、人間(にんげん)の世界(せかい)へ、降(お)りてくること

文字遣い

新字新仮名

初出

「少女倶楽部」1925(大正14)年1月

底本

  • 定本小川未明童話全集 4
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年2月10日