『めがみ』あとがき
『女神』あとがき

冒頭文

所收——「美少女」「春の盜賊」「誰も知らぬ」「善藏を思ふ」「盲人獨笑」「服裝について」「令孃アユ」「女神」 久しく絶版になつてゐた創作集の中から、割に輕いタツチの小説を集めてみた。さうして、それに最近の「女神」一篇を附け加へた。舊作の五篇も、カビが生えてはゐないつもりである。 昭和二十二年夏

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「女神」白文社、1947(昭和22)年10月5日

底本

  • 太宰治全集11
  • 筑摩書房
  • 1999(平成11)年3月25日