せきへいのうた
赤兵の歌

冒頭文

俺達は一度に声を挙げて集まって来たのだ、 反動(××)の軍旗をへし折って来たのだ、 真っ青になって口も利けなくなった師団長の 高慢なシャッポを蹴飛ばして来たのだ。 俺達は目まいのしそうなビルディングの足塲から下りて来たのだ。 俺達は街の鋪道から—— 地下工事の泥水の穴の中から匍(は)い出して来たのだ。 俺達は汽関車の胴の中から 煤だらけの顔をしてやって来たのだ。 俺達はボイラーの

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)
  • 新日本出版社
  • 1987(昭和62)年5月25日