ねんじゅうぎょうじおぼえがき
年中行事覚書

冒頭文

著者の言葉 日本の年中行事(ねんじゅうぎょうじ)が、近頃再び内外人の注意をひくようになったことは事実だが、その興味の中心というべきものが、これからどの方角へ向おうとしているのか、久しくこういう問題に携わっている者には、かえって見当をつけることがむつかしい。しかし少なくとも子供に言って聴(き)かせるように、これは昔からこうするものなのだと、説いただけでは話にもならぬし、またこのごろのジャー

文字遣い

新字新仮名

初出

「年中行事覚書」現代選書、修道社、1955(昭和30 年)10 月

底本

  • 年中行事覚書
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1977(昭和52)年3月10日