むかしのこいでしんどうにて
昔の小出新道にて

冒頭文

兵士の行軍の後に捨てられ 破れたる軍靴(ぐんくわ)のごとくに 汝は路傍に渇けるかな。 天日(てんじつ)の下に口をあけ 汝の過去を哄笑せよ。 汝の歴史を捨て去れかし。

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 萩原朔太郎全集 第三卷
  • 筑摩書房
  • 1977(昭和52)年5月30日