わかれ たびのきねんとして、むろうさいせいに
別れ 旅の記念として、室生犀星に

冒頭文

友よ 安らかに眠れ。 夜はほのじろく明けんとす 僕はここに去り また新しい汽車に乘つて行かうよ 僕の孤獨なふるい故郷へ。 東雲(しののめ)ちかい汽車の寢臺で 友よ 安らかに眠れ。

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 萩原朔太郎全集 第三卷
  • 筑摩書房
  • 1977(昭和52)年5月30日