てっきょうきょうか
鉄橋橋下

冒頭文

人のにくしといふことば われの哀しといふことば きのふ始めておぼえけり この市(まち)の人なになれば われを指さしあざけるか 生れしものはてんねんに そのさびしさを守るのみ 母のいかりの烈しき日 あやしくさけび哀しみて 鐵橋の下を歩むなり 夕日にそむきわれひとり (滯郷哀語篇より)

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 萩原朔太郎全集 第三卷
  • 筑摩書房
  • 1977(昭和52)年5月30日