ありやにきょく
ありや二曲

冒頭文

× えこそ忘れめや そのくちづけのあとやさき 流るる水をせき止めし わかれの際の青き月の出   × 雨落し來らんとして 沖につばなの花咲き 海月(くらげ)は渚にきて青く光れり 砂丘(をか)に登りて遠きを望む いま我が身の上に 好しと思ふことのありけり

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 萩原朔太郎全集 第三卷
  • 筑摩書房
  • 1977(昭和52)年5月30日