はいく
俳句

冒頭文

○ 五月幟立つ家家の向うに海   ○    暮鳥忌 磯濱の煙わびしき年のくれ  笹鳴 笹鳴の日かげをくぐる庭の隅 笹鳴や日脚のおそき縁の先   ○ 天城ごえ伊豆に入る日や遲櫻 青梅に言葉すくなき別れ哉   ○ 青梅(あをうめ)に言葉すくなき別れかな   ○ 冬日くれぬ思ひおこせや牡蠣の塚   ○    我が心また新しく泣かんとす 冬日暮れぬ思ひ起せや岩に牡蠣  

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 萩原朔太郎全集 第三卷
  • 筑摩書房
  • 1977(昭和52)年5月30日