〔ながれたり〕
〔ながれたり〕

冒頭文

ながれたり  夜はあやしく陥りて  ゆらぎ出でしは一むらの  陰極線の盲(しひ)あかり  また螢光の青らむと  かなしく白き偏光の類 ましろに寒き川のさま 地平わづかに赤らむは あかつきとこそ覚ゆなれ    (そもこれはいづちの川のけしきぞも) げにながれたり水のいろ ながれたりげに水のいろ このあかつきの水のさま はてさへしらにながれたり    (そもこれはいづちの川

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 新修宮沢賢治全集 第六巻
  • 筑摩書房
  • 1980(昭和55)年2月15日