〔われらがふみにしたがいて〕
〔われらが書に順ひて〕

冒頭文

われらが書(ふみ)に順ひて その三稜の壇に立ち クラリネットとオボーもて 七たび青くひらめける 四連音符をつゞけ奏(な)し あたり雨降るけしきにて ひたすら吹けるそのときに いつかわれらの前に立ち かなしき川をうち流し 渦まく風をあげありし かの逞ましき肩もてる 黒き上着はそも誰なりし 書(ふみ)

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 新修宮沢賢治全集 第六巻
  • 筑摩書房
  • 1980(昭和55)年2月15日