「はものかわ ほかごへん」かいせつ
「鱧の皮 他五篇」解説

冒頭文

上司小劍は、明治七年十二月十五日に生まれ、昭和二十二年九月二日に死んだ、かぞへ年(どし)七十四歳であつた。 小劍は、親友の、徳田秋聲より三(みつ)つ下(した)であり、正宗白鳥より五(いつ)つ上(うへ)であつた。 小劍は奈良の生まれであり、小劍の父は攝津の多田神社の神主(かんぬし)であつた。その父の名は延美といひ、その子の小劍の本名は延貴といふ。(それで、小劍の初期の作品のなかに

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鱧の皮 他五篇
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1952(昭和27)年11月5日