おやぎとわかぎ
親木と若木

冒頭文

なんでも、一本(ぽん)の木(き)が大(おお)きくなると、その根(ね)のところに、小(ちい)さな芽(め)が生(は)えるものであります。 孝(こう)ちゃんの家(いえ)の垣根(かきね)のところに、山吹(やまぶき)がしげっていました。ふさふさとして、枝(えだ)はたわんで黄金色(こがねいろ)の花(はな)をつけていました。日(ひ)の光(ひかり)は、広々(ひろびろ)とした庭(にわ)の面(おもて)にあふ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 5
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年3月10日