おばけとまちがえたはなし
お化けとまちがえた話

冒頭文

ある田舎(いなか)に、二郎(じろう)という子供(こども)がありました。よく隣(となり)の家(うち)へ遊(あそ)びにゆきました。 その家(うち)には、二郎(じろう)といっしょになって、遊(あそ)ぶような子供(こども)はなかったけれど、女房(にょうぼう)は、二郎(じろう)をかわいがってくれました。 「おばさん、あの赤(あか)いかきの葉(は)をとっておくれよ。」と、二郎(じろう)は、裏(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 5
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年3月10日