ある男(おとこ)が、縁日(えんにち)にいって、植木(うえき)をひやかしているうちに、とうとうなにか買(か)わなければならなくなりました。そして、無花果(いちじく)の鉢植(はちう)えを買(か)いました。 「いつになったら、実(み)がなるだろう。」「来年(らいねん)はなります。」と、植木屋(うえきや)は答(こた)えました。しかしその木(き)は、小(ちい)さくありました。 男(おとこ)は、それを持(も