おおかみをだましたおじいさん |
| おおかみをだましたおじいさん |
冒頭文
北(きた)の国(くに)の、寒(さむ)い晩方(ばんがた)のことでありました。 雪(ゆき)がちらちらと降(ふ)っていました。木(き)の上(うえ)にも、山(やま)の上(うえ)にも、雪(ゆき)は積(つ)もって、あたりは、一面(めん)に、真(ま)っ白(しろ)でありました。 おじいさんは、ちょうど、その日(ひ)の昼時分(ひるじぶん)でありました。山(やま)に、息子(むすこ)がいって、炭(すみ)を焼(や
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- 定本小川未明童話全集 4
- 講談社
- 1977(昭和52)年2月10日