あるまりのいっしょう
あるまりの一生

冒頭文

フットボールは、あまり坊(ぼっ)ちゃんや、お嬢(じょう)さんたちが、乱暴(らんぼう)に取(と)り扱(あつか)いなさるので、弱(よわ)りきっていました。どうせ、踏(ふ)んだり、蹴(け)ったりされるものではありましたけれども、すこしは、自分(じぶん)の身(み)になって考(かんが)えてみてくれてもいいと思(おも)ったのであります。 しかし、ボールが思(おも)うようなことは、子供(こども)らに考

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 4
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年2月10日