びしゃもんのみょうごうについて
毘沙門の名号に就いて

冒頭文

クベラ、又クピラが毘沙門天の異名なる由は、佛教大辭彙卷一倶肥羅天の條既に述べある。 熊楠謂く、此二名が一神を指すを立證するに最もよき文句は、梁朝に勅撰された經律異相卷四一に羅閲城人民請佛經から引た者だ。佛が鷄頭婆羅門の供養を許した時、釋提桓因(帝釋)語(テ)(二)毗沙門天王(ニ)(一)曰(ク)、拘鞸(大正一五、三、集古、丙寅ノ二)

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「集古 丙寅ノ二」1926(大正15)年3月

底本

  • 南方熊楠全集第六卷 〔文集Ⅱ〕
  • 乾元社
  • 1952(昭和27)年4月30日