しおにかんするめいしん
塩に関する迷信

冒頭文

佛領西亞非利加のロアンゴの民、以前信ぜしは、其地の術士人を殺し咒して其魂を使ふに日々鹽入れず調へたる食を供ふ。魂に鹽を近くれば、忽ち其形を現じて其仇に追隨すれば也と(Ogilby,‘Africa,’ ap. Astley,‘Voyages and Travels,’ 1846, vol. Ⅲ, p. 230)。 本邦にも、何の譯と知らぬが、命日に死者に供ふる飯を鹽氣なき土鍋もて炊ぐ。和國小姓氣

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「人類學雜誌 第貳拾八卷第八號」1912(大正元)年8月10日

底本

  • 南方熊楠全集第六卷 〔文集Ⅱ〕
  • 乾元社
  • 1952(昭和27)年4月30日