ぼたんどうろう ぼたんとうき
牡丹灯籠 牡丹灯記

冒頭文

日本の幽霊は普通とろとろと燃える焼酎火(しょうちゅうび)の上にふうわりと浮いていて、腰から下が無いことになっているが、有名な円朝(えんちょう)の牡丹燈籠(ぼたんどうろう)では、それがからこんからこんと駒下駄(こまげた)の音をさして生垣(いけがき)の外を通るので、ちょっと異様な感じを与えるとともに、そのからこんからこんの下駄の音は、牡丹燈籠を読んだ者の神経に何時(いつ)までも遺(のこ)っていて消えな

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本怪談大全 第二巻 幽霊の館
  • 国書刊行会
  • 1995(平成7)年8月2日