ちいいんしょうき
地異印象記

冒頭文

(大正十二年九月) 一 大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。その場合今度のような大災害は避けられたであろうか。大本教(おおもときょう)は二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安に陥(おとしい)れたが、地震に対する防備に着手させるだけの力はなかった。しかしそれは大本教が我々を承服せしめるだけの根拠を示さなかったからである。も

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 黄道
  • 角川書店
  • 1965(昭和40)年9月15日