なにがあたらしいんだい
何が新しいんだい

冒頭文

四月号の『新公論』に、「男性に対する要求」と題した、岩野清子女史の文章がある。実にあきれ返った名論だ。 「日本の男性は女性に対してあまり粗暴である。謹みをかいている。女性の前で猥䙝な話を好んでする傾きがある。……英国あたりの紳士と言われる人々は、婦人の居る席では胸より下のことは決して口にしないそうである……女性をして憤慨させあるいは醜恥心をおこさせる言語動作を謹んでもらいたい。日本服にあぐらをか

文字遣い

新字新仮名

初出

「近代思想 一巻八号」1913(大正2)年5月

底本

  • 大杉栄全集 第14巻
  • 日本図書センター
  • 1995(平成7)年1月25日