ねことおしるこ
ねことおしるこ

冒頭文

「お姉(ねえ)ちゃん、お姉(ねえ)ちゃん、たいへん。」と、まくらをならべている正(しょう)ちゃんが、夜中(よなか)にお姉(ねえ)さんを起(お)こしました。よく眠入(ねい)っていたお姉(ねえ)さんは、何事(なにごと)かと思(おも)って、おどろいて目(め)をさまして、 「どうしたの、正(しょう)ちゃん。」と、いまにも立(た)ち上(あ)がろうとなさいました。 「あれ、たいへんじゃないか。」と、正(し

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 10
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年8月10日