すいれんはさいたが
すいれんは咲いたが

冒頭文

金魚鉢(きんぎょばち)にいれてあるすいれんが、かわいらしい黄色(きいろ)な花(はな)を開(ひら)きました。どこから飛(と)んできたか小(ちい)さなはちがみつを吸(す)っています。勇(ゆう)ちゃんは日当(ひあ)たりに出(で)て、花(はな)と水(みず)の上(うえ)に映(うつ)った雲影(くもかげ)をじっとながめながら、 「木田(きだ)くんは、どうしたろうな。」と、思(おも)いました。 二人(

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 10
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年8月10日