きぼう
希望

冒頭文

夏(なつ)の晩方(ばんがた)のことでした。一人(ひとり)の青年(せいねん)が、がけの上(うえ)に腰(こし)を下(お)ろして、海(うみ)をながめていました。 日(ひ)の光(ひかり)が、直射(ちょくしゃ)したときは、海(うみ)は銀色(ぎんいろ)にかがやいていたが、日(ひ)が傾(かたむ)くにつれて、濃(こ)い青(あお)みをましてだんだん黄昏(たそがれ)に近(ちか)づくと、紫色(むらさきいろ)に

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 10
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年8月10日