からすとかがし
からすとかがし

冒頭文

太吉(たきち)じいさんは、百姓(しょう)が、かさをかぶって、手(て)に弓(ゆみ)を持(も)って立(た)っている、かがしをつくる名人(めいじん)でした。それを見(み)ると、からすやすずめなどが、そばへ寄(よ)りつきませんでした。 それも、そのはずで、おじいさんは若(わか)い時分(じぶん)から弓(ゆみ)を射(い)ることが上手(じょうず)で、どんな小(ちい)さな鳥(とり)でも、ねらえば、かなら

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 10
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年8月10日