あかいみ
赤い実

冒頭文

だんだん寒(さむ)くなるので、義雄(よしお)さんのお母(かあ)さんは精(せい)を出(だ)して、お仕事(しごと)をなさっていました。 「きょうのうちに、綿(わた)をいれてしまいたいものだ。」と、ひとりごとをしながら、針(はり)を持(も)つ手(て)を動(うご)かしていられました。 秋(あき)も深(ふか)くなって、日脚(ひあし)は短(みじか)くなりました。かれこれするうちに、はや、晩方(ばん

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 定本小川未明童話全集 10
  • 講談社
  • 1977(昭和52)年8月10日