てがみ 076 けいおうさんねんごがつにじゅうはちにち いとうすけだゆうあて
手紙 076 慶応三年五月二十八日 伊藤助太夫あて

冒頭文

其後ハ益御勇壮可(レ)被(レ)成(二)御座(一)奉(二)大賀(一)候。然ニ彼紀州の船の儀論((ママ))段〻申上り、明日か今日か戦争とヒシメキ候中、後藤庄次郎も大憤発ニてともに骨折居申候。此頃長崎中の商人小どもニ至るまで、唯紀州をうての紀州の船をとれのと、のゝしり候よふ相成、知らぬ人まで戦をすゝめに参り申候。紀州とハ日〻談論とふ〳〵やりつけ今朝より薩州へたのみてわびを申出候得ども、是迄段々無礼致候事

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 龍馬の手紙、宮地佐一郎
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 2003(平成15)年12月10日