びのくにとみんげい
美の国と民芸

冒頭文

一 ちょうど科学者が少しでもこの世を真理に近づけたいと仕事に勤(いそし)むように、私は生きている間に少しでもこの世を美しくしてゆきたいと念じている者です。宗教家の身になれば、どうかして神の国をこの世に具現したいと希(ねが)うでしょう。同じように私は美の国をこの世に来したいばかりに、様々なことを考えまた行おうとしているのです。 それならどうしたら美によって義とせられる国が実現され

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 民藝とは何か
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 2006(平成18)年9月10日